トップページ > 臨床専門グループ > 心臓血管外科 > 当科での治療情報 [重症心不全/体外循環/補助人工心臓]

心臓血管外科

重症心不全/体外循環/補助人工心臓

重症心不全の患者さんにおいて、薬物的治療を最大限に行っても各臓器の機能が維持できない場合、いくつもの体外循環(補助循環)を用いて治療する必要があります。特に全身管理が必要な場合、人工呼吸器療法(NIPPV、RTXを含む)はもちろん、一酸化窒素吸入療法(NO)、持続緩徐式血液濾過透析(CHDF)、血液透析(HD)なども併設の外科集中治療室(2014年4月からはサージカルICUに移行)で施行しています。当然、補助循環としては大動脈内バルーンポンプ(IABP)や経皮的心肺補助装置(PCPS)を用いた治療も経験豊富です。

さらに、末期の重症心不全の患者さんには、心臓移植までの待機期間の補助として、2013年から植込み型補助人工心臓治療を開始しました。以前から使われていた体外設置型補助人工心臓では、その待機期間中、患者さんは入院生活を余儀なくされますし、脳血栓症や感染症などの合併症も乗り越えなくてはいけません。そこで、より長期成績が安定している植込み型補助人工心臓の導入が必要でした。病院長をはじめ病院内の関連各部署間で連携をとり、補助人工心臓治療を取り巻く体制を確立することによって、あらたに補助人工心臓治療チーム、通称「VADチーム」を構成し、末期重症心不全の患者さんたちがより安定して移植待機ができるよう治療を開始しました。内科入院中は立って歩くこともできなかった患者さんが、植込み型補助人工心臓移植後にリハビリテーションを乗り越え、QOL(生活の質)の高い待機期間を自宅で過ごせるということは何よりも喜びを感じるときです。

ひとりでも多くの患者さんの命をつなぎ心臓移植まで到達させることがわれわれの使命だと考えています。また将来的には心臓移植にかわる永久使用を目的とした治療の可能性もあるのではないかとも考え、関連学会とも綿密に連携を取り合いながら、日本の補助人工心臓治療の一翼を担っています

当科での治療情報

  • 冠動脈疾患
  • 心臓弁膜症
  • 重症心不全/体外循環/補助人工心臓
  • 集中治療部
  • 血管外科
  • 胸部大動脈
  • ステントグラフト
  • 末梢血管

外科学講座を知る

  • 消化器外科
  • 心臓血管外科
  • 呼吸器外科
  • 乳腺・内分泌外科
  • がん集学治療センター
  • 腫瘍センター
  • 医療連携センター