トップページ > 臨床専門グループ > 心臓血管外科 > 当科での治療情報 [集中治療部]

心臓血管外科

集中治療部

赤須晃治

当科では術後管理の重要性を考え、伝統的に外科医を中心に術後管理を行ってきました。
対象症例は開心術後を中心に他の診療科における循環器系にhigh riskな問題を抱えた患者さんの術後管理も行っております。

後期臨床研修時には受け持ち患者さんの術後の管理を通じて多くの全身管理の知識と技術を習得することが出来ます。また、当科の集中治療部は日本集中治療学会の認定施設でもあり、一定期間の修練の後に集中治療専門医の受験資格を有する事が出来ます。今までに集中治療学会の専門医を4名が修得しております。今後も多くの先生が専門医修得にむけ日々がんばっています。

診療内容と特色

現在集中治療部の病床数は6床で開心術後の術後管理を中心に稼働しています。
昨年度の症例数は開心術後約250例、その他他科依頼20例(肝移植、循環器系にリスクを有する消化器外科や耳鼻科など)でした。 特色としては周術期を管理することで、全身管理をはじめとした、循環・呼吸・栄養・感染対策など幅広い知識を身につける事ができます。

循環器においてはSwan-Ganzカテーテルを用いた循環動態の把握を、循環動態に応じた特殊薬の選択と使用が可能となります。また、心エコーの修得や術後の心房細動と治療として電気的除細動などを行うことが出来ます。昨年度は補助循環装置としてIABPを10例,PCPSを4例使用しました。
VADは今までに9例の使用経験があります。これらの装置と接する事で補助循環装置に対する理解から使用管理法を修得できます。

呼吸に関しては、呼吸器リハビリチームとの連携により理学療法の有用性が実感できますし、急性肺障害における治療において人工呼吸器の使用法や腹臥位療法やRTX装置による肺理学療法の実際、また、NO吸入法など多くの事を学ぶ事ができます。感染対策に関しては院内の感染対策チームと連携し適切な抗生剤の使用法を習得出来ます。
腎不全症例に関しては腎センターとの連携によりCHDFの回路の組み立てより使用まで修得する事が可能です。昨年度は15例CHDFを行いました。

また、長期管理が必要な症例については栄養チームと連携して栄養評価より実際の栄養投与法について修得出来ます。 この様に、周術期の管理は多くの専門分野と連携して行っていく事で幅広い知識と技術を習得する事が可能で、そういった過程の中で元気になっていく患者さんを実感することは更なるモチベーションにつながり有意義な充実した臨床経験が出来るものと確信しています。

今後の展望

集中治療の重要性より現在Surgical ICU(外科系の周術期をみる)構想が立ち上がっています。今後外科系全科を対象とした周術期管理を中心に多くの症例と接していく事が出来るようになります。

当科での治療情報

  • 冠動脈疾患
  • 心臓弁膜症
  • 重症心不全/体外循環/補助人工心臓
  • 集中治療部
  • 血管外科
  • 胸部大動脈
  • ステントグラフト
  • 末梢血管

外科学講座を知る

  • 消化器外科
  • 心臓血管外科
  • 呼吸器外科
  • 乳腺・内分泌外科
  • がん集学治療センター
  • 腫瘍センター
  • 医療連携センター