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主任教授 藤田 文彦

久留米大学外科学講座 主任教授
藤田 文彦

久留米大学外科学講座のホームページにようこそ!

2023年4月1日より外科学講座の主任教授を拝命した藤田文彦です。
私達の外科学教室は「楽しく、働きやすい職場環境」をモットーに頑張っています。

伝統ある外科学教室


久留米大学は、1928年にブリジストンの創業者である石橋正二郎さんの多大なるご支援のもと九州医学専門学校として創立されました。外科学教室は創立と同時に誕生し、初代教授として権藤竹蔵先生が赴任され今日に至っています。1956年からは第一外科と第二外科の二つの講座に分かれて診療が行われてきましたが、現在では、その枠組みを取り外し、心臓血管外科、呼吸器外科、乳腺内分泌外科、肝胆膵外科、消化器外科、小児外科の6部門に分かれて診療、研究、教育に取り組んでいます。

手術に対する心構え


最先端の技術を身につけ、発展させていくことは重要です。しかし、患者さんは自分の体にメスを入れられることに常に不安を感じています。外科医は、患者さんの気持ちに寄り添い、常にベストを尽くす努力をすべきだと思います。その大前提のもとで、安全性を担保しながら手術手技を進歩させていく姿勢が大切です。

外科医のもつリサーチマインド


外科医にとってリサーチマインドを持つことはとても大切なことです。手術後の経過がうまくいかなかった時には、その原因を追求し解決をしないと外科学の進歩はありません。臨床で生じた疑問をテーマとして研究し、解決して臨床へ還元するといったリバーストランスレーショナルリサーチは大学の外科学教室にとって永遠の使命であると考えています。

伝承とチームワーク


手術のエキスパートが一人いても外科学教室として発展を続けることはできません。自分が取得した手術技術は次世代に伝承していく必要があります。そして、外科手術にとって最も大切なのはチームワークです。医師、看護師、臨床工学士などが力をあわせて手術に望まなければベストは尽くせません。チームとしてお互いを思いやる気持ちを忘れないようにしましょう。

外科医を目指している君たちへ

「外科医」というと少し敷居を高く感じてしまう人もいるかもしれませんが、決してそういうことはありません。必要なものは「興味」と「やる気」だけで十分です。「一般外科」はとても広い範囲をカバーした診療科であり、多くのことを身につけることができると同時に自分にあう得意な分野を発見するのに適した環境だと思います。私達は責任をもって君たちを育てますので、安心して飛び込んで来てください。

外科学教室一同、君たちを待ってます!

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